都築響一

 年が明けてもう二週間以上経ってしまいました。
遅くなってしまいましたが、あけましておめでとうございます。
 
昨年は珍しく海外にも一度も行かず、本や映画などを沢山見た一年でした。
今年はその反動ではないですが、どんどん外へ出て行こうと思っておりまして。
ですが、ブログが今までのような長文スタイルだと多分全然書かないぞ、、
という訳で、もう少し気軽に、スピーディーに書けるような方法に変えようと思います。
 
SNSなどから得る情報に個人的にそんなに価値がないと思っているので、SNSは基本やりません。
ですが、インスタグラムみたいに思ったことをスピーディに写真一枚で端的に書くのは良いなと思ってまして、
インスタグラムのように写真一枚と原稿用紙一枚くらいで自分のブログを書いていこうかなと思っています。
てか、原稿用紙一枚ってのも古い表現か、、
 
 
というわけで今年一発目に読んだ本を。

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またまた長くなるので書きませんが、最高の一冊です。ガツンときました。
編集者じゃないひとも是非読んでください。

”A”か”B”どちらの価値観が良いと提案するのでなく、”A”も”B”も良いよね?を本気で提案してるひと。

本当めちゃめちゃカッコいい。

(はたなか)

無題24

このblogでもよく本のことを書きますが、最近の買い物はほとんど本なんじゃないかというくらい本をよく買います。買う本は新刊・古本問わず。アートや写真集などビジュアル本から、小説、文芸、雑誌までとくにジャンルにも拘りがありません。

 

と、こういうことをいうと、ものすごい色んな知識がある人みたいに思われるかもですが、正直に言います。

本を読んだあとすぐに大抵忘れます。全く記憶に無いものすらあります。

なので本を読んで、自分自身に糧になっているか?と言われると、正直全くなっていないと思います。少しは糧になっていると思いたいですけど。

 

実はこのことは自分自身にとって悩みの種でした。しかも僕が本格的に本を買って読み始めたのは3、4年くらい前からで、それまでの読書と言えば、小学生のとき大好きだった、学研の『〜のひみつ』シリーズや、世界の偉人の伝記ぐらいです。

そういう風に今まで本を全然読んでこなかったから、そのコンプレックスが、いま本を読ませているのかもしれません。

 

と、なぜわざわざそんな読書コンプレックスの話しをしたかと言いますと、横尾忠則さんの『言葉から離れる』という本を読んで、全く同じような経験を書かれていたからです。もう目から鱗な内容で一気読みでした。

 

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横尾さんは、読書から得る知識というのはあくまでも他人の『経験』を通しての知識であって、そういう肉体を素通りした知識でなく、自分の肉体を通して体験することによって得た知識が大切なんだと。

これは僕自身も自分の経験を通して本当にそうだなあと妙に納得した部分です。

 

じゃあなぜ自分は本を読むのか?と言われると、それは知識を得るためではなく、『興味』のきっかけを得るためなんだと思います。この興味が、色々な体験をしたいという好奇心に変わっていくんだと思います。

前にも書きましたが、本を読んで何かが解決することなんて稀です。それよりもどんどん疑問や他のものへの興味が沸いてくる。それが楽しいんです。

この横尾さんの本を読んで、逆に本をまた読みたくなってきました 笑

 

 

 

 

 

先週から東京都現代美術館で開催されているオノ・ヨーコさんの展覧会のレセプションにお誘いいただき行って来ました。

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http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/yoko-ono-from-my-window.html

 

 

そこで、オノさんご本人は勿論のこと、横尾さんもいらっしゃっていて、お二人のツーショットを間近で見ることができました。

 

この本を読んでいる最中でしたし、2002年に東京都現代美術館で開催された横尾さんの『森羅万象』展を泰ちゃんと観に行った思こともあり、なんとも勝手に運命的なものを感じてしまい、自分の中で横尾さんブームが来ています。w

 

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あの時みた『Y字路』シリーズが強烈すぎて、二人ではまっちゃって、確か泰ちゃんはすぐにキャンバスを買ってきて、家でY路路を書いていたなー

あれまだ持ってるのかな?? Y字路、いまでも大好きな絵です。

 

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あと、復刊した最新号のSTUDIO VOICEにも横尾さんのインタビューが載っていたなぁー。

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この復刊したSTUDIO VOICE、めちゃくちゃ良かった。

久々に本気で作っているなあと感じた雑誌でした。

 

 

 

(はたなか)

無題23

前回からまた一ヶ月…

もう少し頻度を上げないと、誰にも見てもらえなくなりますね。

まあ、それはそれで良いのか… フィナムさんには怒られそうだけど…笑

 

 

 

 

先週のお話。

赤木明登さんからお知らせをいただき、原田マハさんとのトークショーがお近くの川村記念美術館であるとのことで行ってきました。川村は5回目くらいで、本当に大好きな美術館。

 

美術館ではいま『絵の住処』というテーマで、川村の所蔵作品と空間をテーマに展示していましたが、それにしても改めて川村のコレクションは本当に素晴らしいなあと。

ピカソやモネといった近代絵画から始まり、ロダンブランクーシの彫刻、前衛芸術の部屋にはクルト・シュベッダーズ、マンレイ、アルプ、そして川村が誇る作品マーク・ロスコフランク・ステラの他、デビッド・スミス、ポロック、リー・ウーファン、トォンブリー、ロバート・ライマン、イヴ・クライン、ウォーホル、ウェッセルマン、カルダー、パナマレンコ、、、

こんな良質な現代アートが文脈に沿って見れるところはそうはありません。まだ行ったことが無い方は是非行って頂きたい美術館です。そして何と言っても環境が最高です。

 

 

と話しが逸れてしまいましたが、赤木さんと原田さんの対談は、川村所蔵のロスコのシーグラム壁画ををテーマにしたもの。お二人とも著書の中で、ロスコを扱ったことからこの対談が実現したそうです。

 

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ロスコ以外で印象的だったお話は、赤木さんが作る器は、あくまでも『普段使いのもの』であり、『作品』ではないと。アートであれば、個人の『様々な想い』を作品に込めるけれど、自分の作る物はそういう『作家性』を排しないといけないのだと。

そのお話を聞いた原田さんが、描く絵をまるでイラストのようだと批判され当時誰にも相手にされなかった印象派の画家は、権力者や金持ちの為の肖像画なんかを描いてお金を得るといった売るための絵は一切描かず、極限の貧しい状況でも、彼らはそういう苦しさを絵に出さず、あんなに美しい絵を描いたのだと、赤木さんの器作りの考えとリンクするというお話がとても印象に残っています。

 

 

今は個性が大事にされ、個人が様々な発信も出来る時代ですが、上辺の個性も沢山溢れているように感じます。目立たずとも、その裏に大きな想いや情熱を持った人たちも沢山いるということをきちんと頭に入れておかないといけないと思いますし、僕自身もそういう人が作るものを、きちんとした形で世に出すお手伝いをしないといけないんだと、お二人の対談を聞いて感じました。

 

 

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赤木さんのこちらの本、素晴らしかったです。

 

(はたなか)

無題22

ブログを書こう書こうと思い、またあっという間に1ヶ月。

歳をとると時間が経つのが早く感じるといいますが、まさにここ数年、

時間が経つのが恐ろしく早く感じます。

 

そういえば先日ラジオで大沢伸一さんが、時間が経つのが早く感じることについて

その理由を「既知感」がそう感じさせるそうだと言ってました。

年齢を重ねるに連れ、様々な経験をするわけですが、日々色々なことは起こるけれど

そのほとんどは今までの経験の範囲内で対処できることばかりだと。だから時間が早く感じるのだと。

 

なるほどなあ~と思いました。

つまり時間を経つのを遅く感じるには、常に新しいことを経験しないとなんだなぁと。

そういえば、僕自身、自分から新しいことに大なり小なりチャレンジしているかと言われると全然出来ていないないわけで。。

 

というわけで、まずは小さなことからでも新しいことにチャレンジしようと

思いながらも、週末なんだかんだダラダラ映画見て過ごしちゃたりするわけで…

そんなダメダメな自分と葛藤している日々を送っております。

 

 

 

さて、そんな最近観た映画では、

ヴィンセントが教えてくれたこと』がすごくよかったです。

 


映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』予告編 - YouTube

 

ある人はこの映画は、”ヴィンセント” が教えてくれたことではなく、”オリバー”がおしえてくれたことでしょ。なんて言っていましたが、いやいや、これは完全にヴィンセントが教えてくれたことが正しいと僕は思います。

一見するとそういう風に見がちですが、この映画の肝は、世間的には駄目駄目なヴィンセントにも素晴らしい一面があって、そこから沢山学びを得れるということだと思います。

そういう意味で、この邦題を考えた人はさすがだなーと思います。


そしてボブ ディランの『Shelter from the Storm』が流れるシーンがあるのですが、そのシーンが最高なんです。

いや、本当に。

 



そしてもう一本、『ドローンオブウォー』も見たのですが、この映画はすごい恐ろしい映画でした。

 


映画『ドローン・オブ・ウォー』予告編 - YouTube

 

 派手な戦闘シーンなどはないのですが、現代の戦争がこんなに恐ろしいのかと。

ラスベガスの基地でアフガニスタンのドローンを操作し、ピンポイントで爆撃している現状はまるでゲーム感覚。実際、それを操作している兵士も大きな葛藤と苦悩を抱えていて、今の戦争の恐ろしさやそれに関わる人の心情も描き出した素晴らしい映画だと思います。

 

それにしてもこちらの邦題の『ドローンオブウォー』ってタイトル、

ちょっとSF的な近未来の戦争映画みたいな響きだけど、内容と全然違う。。

ドローンが巷で話題なだけに、キャッチーな言葉なのは分かるのですが。。

この邦題は個人的には?です。

 

ちなみにこの映画の監督は『ガタカ』の監督なんですね。

ガタカも好きな映画です。

 

 

 

 

そうそう、見逃していたドイツの出版社シュタイデルのドキュメンタリーもやっと見ました。


映画『世界一美しい本を作る男 -シュタイデルとの旅-』予告編 - YouTube

 

シュタイデルといえば本作りの過程をアウトソーシングせず、全て自前で徹底的な拘りをもって本作りを行っているわけですが、このドキュメンタリーでも勿論その一端を垣間見ることができます。

 

僕はそれ以上に、数々の有名なアーティスト(ロバートフランク、エドルシェ、カールラガーフェルド、ジェフウォール、ギュンターグラスなど)の元に直接赴き、本人達と直接仕事をし、彼らと固い信頼で結ばれているシュタイデルの仕事っぷりに感銘を受けました。

 

仕事をする上で信頼関係を築くために、相手に媚びて気に入られようとするのでなく、自分自身努力し、勉強し、そして情熱をもって相手と取り組む。そんな単純なことが大切なんだとこの映画を観て感じました。

仕事をする上で、色々な邪念や、自分自身を大きく見せようなんていう、欲張りな自分がいたりしますが、そういう風にするのは自分に甘いからなんだなあと。

自分自身への戒めとともに、なんというか色々な邪念から吹っ切れさせてくる、本当に素晴らしい映画でした。

 

 

 

 

淀川長治さんは、毎日何か美しいものを見たり感じたりするまで寝なかったそうです。

冒頭の話しに戻りますが、なかなか毎日新しいことにチャレンジすることは難しいです。でも僕も淀川さんのようにまではいきませんが、毎日何か感じたり考えたりするきかけになるようなものに出会いたいなあと思っています。

 

 

とまあ、映画以外にも色々書きたいことあるのに、また長くなってしまった。。

書きたいことも溜まってきたので、これからはもう少しコンスタントにブログ書きます。

 

(はたなか)

道場オープンします。

楽に集めた知識で武装した、上っ面だけの自称センスの良い人ではなく、自分で掘り下げ、経験し、感性を磨いてきた、本当の意味でセンスの良いと思う僕の数少ない友人がお店を開きます。

 

その名も『dojoe』

 

最初は古着が多いみたいだけど、今後はセレクトの幅がどんどん広がっていくようです。本当に楽しみ。

 

https://instagram.com/dojoe_tokyo/

 

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そしてたいちゃんの作るLuckzakに、dojoe限定バージョンが。

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中野君本当におめでとう!

 

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(2015/9/11 OPEN)

dojoe  

東京都渋谷区元代々木町9-8

TEL 03-6884-2425 

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(はたなか)

小さな喜び(たわいもない話)

先日のBlogにも書いたように、今年の夏こそ夏を満喫するぞ!と思っていたのですが、結局全く夏らしいことは全く出来ていないわけで。

 

先週遅めの夏休みをいただき、嫁の実家のある秋田に帰省してきました。

 

そんな秋田・男鹿半島のとある海岸の風景がものすごく綺麗で、自分のイメージする夏の風景に近く、本当に感動してしまいました。


なんというかその景色を見ただけで、楽しめなかった夏を、全部取り返した気がしました(笑)

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人間って、意外にちっちゃな喜びで満足するものですね。

秋田では嫁の実家で美味しい料理をいただいたり、ドライブしたり、ゆったりとしたたわいもない時間でしたが、なんというか、都会にいると見過ごしてしまう小さなコトにすごく大事なことや、感動があるということを教えられた夏休みでした。何だかいつも大きなものを望みすぎていた気がします。

 

そうそう、秋田には車で帰省したのですが、秋田までは8時間くらいかかるわけです。

ですが僕は車の中でラジオを聴きながらドライブするのが大好きで、隣で嫁が寝ていて話相手がいなくても全く苦にはならないのです。

 

そんな日曜日の帰りの車中で、この2曲がラジオから流れてきました。


最高の夏の日のドライブになりました。

 


『さよなら夏の日』 山下達郎 - YouTube

 


jamaica song - YouTube

 

そんな、たわいもない話です。

 

(はたなか)